
今回はそんな疑問を持つ人へ、楽天経済圏の基本的な理解から私が年間20万ポイント貯めた方法までをシェアします。
本記事の内容
- 楽天経済圏とは
- 楽天経済圏のメリット・デメリット
- ポイントを効率的に獲得するために実施したこと
- ポイントを有効活用する方法
楽天経済圏とは
まず楽天経済圏について、聞いたことはあるけど実際どういうものか分からない、という人向けに「楽天経済圏とは何か」を簡単に説明します。
楽天経済圏とは、楽天が提供する70種類以上のサービス群のことを指します。
「70種類?!そんなに使いこなせない!」「ごちゃごちゃしてて嫌だ」と拒否反応を示すかもしれませんが、実際にポイントを貯めるのに使うのは下記のようなサービスがメインです。
- 楽天市場
- 楽天カード
- 楽天モバイル
- 楽天トラベル
- 楽天証券
- 楽天でんき
- 楽天ひかり
人気のサービスなので一度は使ったことがあるのではないでしょうか。
楽天経済圏には、これら楽天サービスを利用することで得られる「楽天スーパーポイント(通称:楽天ポイント)」と呼ばれるポイントがあり、1ポイント=1円で楽天市場を含むあらゆる楽天サービスや各種飲食店・コンビニなどの実店舗での利用が可能です。
楽天経済圏のメリット
楽天経済圏を活用するメリットには何があるか見ていきましょう。
ポイントがザクザク貯まる
楽天経済圏を使うメリットは高いポイント還元率に尽きると言っても過言ではありません。
日用品の購入先や旅行や生活インフラの利用経路を楽天に変更するだけで、生活スタイルを変えることなく多額のポイントを得ることが可能です。
参考までに、私は20代の普通のサラリーマンですが楽天経済圏を使って1年間で、207,590ポイントを貯めることが出来ました。
ポイントは様々な箇所で利用可能
ポイントサービスで使い道が見つからないのはよくあるですよね。1pt=1円で使えたとしても欲しいものと交換できなければそのポイントは無価値です。
一方で楽天で貯まったポイントは全国52万店舗以上の提携先で利用可能で、クレジットカードを含む各種楽天サービスの支払いや投資信託の購入にまで使うことができます。
私は昨年からポイントでの投資信託の積み立てを始めました。
(殆どポイントで積み立てました)
合計62,905ポイント分の投資信託を購入し、1年で75,235円(+19%)になりました。投信を売却すれば現金を得られるので非常に価値の高いポイントサービスだと思います。
楽天経済圏のデメリット
楽天経済圏にも下記のようなデメリットがあると思ってます。
UI(デザイン)やUX(使い心地)がイケてない
まず、Amazonと違って楽天市場は情報量が多くてまとまりがないですよね。別々の値段で同じ商品がいくつも検索結果に出てきたり、送料や配送が店舗によって異なっていたりと分かりづらいです。
また、楽天カードも赤い「R」のロゴの主張が強く、決して格好良くはありません。
お得度よりも、かっこよさやシンプルさを求める方は悪いことは言いません。Amazonを使ってください。
それでも稼げる方が良い!という方は僕と一緒に楽天経済圏の沼にハマりましょう。
ポイント貧乏にご注意
ポイント貧乏とはポイントを貯めることに執着するあまりに、不要な支出が増えてしまい逆に損してしまうことを指しています。
楽天市場の高還元率はある意味、諸刃の剣です。ポイントを貯めることが目的になってしまわないように、しっかりと使うお金と貯まるポイントの収支を把握して楽天経済圏を活用していきましょう。
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あなたは大丈夫?ポイント貧乏にならないためのポイント節約術
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楽天経済圏活用の準備
楽天経済圏を攻略してみたいという方は、これから一緒に準備をしていきましょう。
1. 楽天アカウントの登録
楽天サービスを使うために、まずは楽天アカウントを作成してください。
一度作成してしまえば他の楽天サービスのログインにも同じアカウントが使う事ができるため、管理の煩わしさは一切ありません。
2. スタートボーナスチャンスのエントリー
楽天アカウントの登録直後に必ず行いたいのが「スタートボーナスチャンス」へのエントリーです。
スタートボーナスチャンスは楽天で対象のサービスを新たに利用開始する人が特定の条件をクリアすることでボーナスポイントが貰えるキャンペーンです。
既にサービスを利用開始してしまった後にエントリーしてもポイントは貰えないので注意してください。
楽天ポイントを管理できる「Rakuten Point Club」のページ中段からエントリーが可能です。
これで準備は整いました。次は僕がポイントを稼ぐ上で実際に取り組んだことを紹介します。
ポイントを稼ぐために実践したこと
楽天アカウントの登録とスタートボーナスチャンスへのエントリーが完了したら下準備は完了です。
下記は私が年間20万ポイントを無理なく貯める上で、実践したことです。
- 今利用しているサービスを出来る限り楽天に寄せる(SPU,後述)
- 日用品やふるさと納税はなるべく楽天市場に寄せる
- お買い物マラソンやスーパーSALEを狙う
- 0と5のつく日を狙う
毎月の生活費にもよりますが、一人暮らしの若手社会人でも少なくとも10万ポイント以上は余裕で貯められると思います。
それぞれについて簡単に触れていきます。
まずはSPUで6〜9倍のポイントを目指す
「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」は、楽天経済圏で最も重要な役割を担う仕組みです。
下記のサービスを利用した上で各種条件を達成すると楽天市場でのポイントが最大16倍になります。
サービス | 倍率 | 達成条件 | |
![]() | 楽天カード | +2 | 楽天カード(種類問わず)を利用して楽天市場で買い物 |
![]() | 楽天プレミアムカード・ 楽天ゴールドカード | +2 | 楽天カード(プレミアム・ゴールド)を利用して楽天市場で買い物 |
![]() | 楽天銀行+楽天カード | +1 | 楽天銀行の口座から楽天カード利用分を引き落とし |
![]() | 楽天の保険+楽天カード | +1 | 「楽天の保険」の保険料を楽天カードで支払い |
![]() | 楽天でんき | +0.5 | 加入&利用 |
![]() | 楽天証券 | +1 | 月1回500円以上のポイント投資(投資信託) |
![]() | 楽天モバイル | +1 | 対象サービスを契約 |
![]() | 楽天ひかり | +1 | 対象サービスを契約 |
![]() | 楽天トラベル | +1 | 対象サービスを月1回5,000円以上予約、対象期間で利用 |
![]() | 楽天市場アプリ | +0.5 | 楽天市場アプリでの買い物 |
![]() | 楽天ブックス | +0.5 | 月1回1注文1,000円以上買い物 |
![]() | 楽天Kobo | +0.5 | 電子書籍を月1回1注文1,000円以上買い物 |
![]() | 楽天Pasha | +0.5 | トクダネ対象商品の購入&レシート申請で、合計100ポイント以上の獲得 |
![]() | Rakuten Fashionアプリ | +0.5 | Rakuten Fashionアプリで月1回以上お買い物 |
![]() | 楽天TV・NBA Rakuten | +1 | NBA Rakutenもしくは楽天TV「Rakuten パ・リーグ Special」加入・契約更新 |
![]() | 楽天ビューティ | +1 | 月1回3,000円以上利用 |
楽天市場では、100円のお買い物で1ポイント(1%)が付与されますが、SPUをフル活用すると100円当たり16ポイント(16%)を獲得できるようになります。
ただ、スポーツに興味ない人が月額費用を支払ってNBA Rakutenを契約するのはお金の無駄ですよね。ポイント貧乏にならないためにも、+6%くらいになれば十分でしょう。
+6%であれば、楽天ゴールドカード(+4倍) + 楽天銀行(+1倍) + 楽天証券(+1倍)で楽々達成できちゃいます。
もうちょっとポイントアップしたいという方は私がオススメするSPU対象サービスを下記の記事で詳しく紹介しています。
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【楽天SPU】ポイントを16倍にする条件はコチラ【楽天経済圏】
続きを見る
※スタートボーナスチャンスへのエントリーを忘れずに!
日用品はキャンペーンを狙ってまとめ買い
SPUは楽天市場での獲得ポイントをUPさせるプログラムですので、日用品の購入やふるさと納税は楽天市場に寄せていきましょう。
その中でも特に重要なポイントは「お買い物マラソン」や「楽天スーパーSALE」といった定期的に開催されるキャンペーンを狙ってまとめ買いをすることです。
上記のキャンペーンは買い物の回数に応じて最大ポイントが追加で+10%になるかなりお得なキャンペーンです。ほとんどのポイントはこれらのキャンペーンで貯めていくことになるので必ず覚えておきたいです。
また、ポイントが2倍になる、「毎月0と5のつく日」や「3,980円以上購入することで送料無料になる39(サンキュー)ショップでの購入」キャンペーンと合わせることで毎月1万ポイントは軽く貯まります。
0と5のつく日はポイント2倍
39ショップ3,980円以上購入でポイント2倍
お買い物マラソンやスーパーSALEで安定的にポイント10倍を達成するための裏技は以下の記事で紹介しています。
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楽天のお買い物マラソンの攻略法を丁寧に解説!やってはいけないNG集もご紹介
続きを見る
ここまで実践できるようになれば、ポイントがみるみる貯まっていくことが実感できるはずです。
ただ、ポイントにも種類があり、注意点があるので簡単にご説明します。
ポイントの種類
ポイントには、大きく分けて通常ポイントと期間限定ポイントの2種類があります。
通常ポイントは、クレジットカードや楽天市場の通常還元でもらえるポイントで有効期限は実質無期限のポイントです。
一方で期間限定ポイントは、SPUや各種キャンペーンで入手可能なポイントですが有効期限が10日〜1ヶ月と比較的短いのが特徴です。
それぞれのポイントの特徴について簡単に表でまとめたのが下記になります。
通常ポイント | 期間限定ポイント | |
ポイント期限 | 最終加算日から1年 | 10日〜1ヶ月程度 |
利用制限 | 特になし | 楽天Edyの交換、ANAマイルの交換、楽天証券での投資 |
入手方法 | 楽天市場のお買い物やクレジットカードの利用 | SPUやお買い物マラソン、スーパーSALE等のキャンペーン |
このように期間限定ポイントには、縛りがあるので注意しながらポイントの有効活用方法についてチェックしてみましょう。
ポイントを有効活用するには
ポイントは楽天市場の買い物にも使うことが可能ですが、楽天市場でお買い物をする際は楽天カードを利用した方がポイントが溜まるのでお得です。
そのため、私はポイントを楽天市場で利用するのではなく、実店舗での利用と楽天証券で投資しています。
実店舗での利用
楽天ポイントは1ポイント=1円で楽天ポイントマークのある店舗にて利用できます。また、楽天ペイの残高としてポイントを利用することも可能なのでメジャーなコンビニではどこでも利用可能です。
実店舗ではSPUが適用されないため楽天市場ほどのポイント獲得を期待できませんが、期間限定ポイントの使い道に困った際などはコンビニでのお買い物などでなるべくポイントを使うようにしています。
楽天証券で投資
楽天証券では、通常ポイントを投資信託や国内株式の購入に充当することが可能です。
また、ポイント含め、月500円以上投資信託を購入することでSPUの倍率上がるため、私は通常ポイントGETしたらすぐに投資信託購入という形で毎月スポットで積み立てています。
(カッコはポイント利用額です)
現金を使わずポイントで銘柄を購入できるので、投資が怖いと感じる方でも気軽に始めやすいと思います。
もちろん損することもあるので強くはオススメ出来ませんが、こういった方法もあるということでご紹介しておきます。
まとめ
最後に今回の記事のまとめです。
楽天経済圏まとめ
- まずはSPUを活用し、倍率を6〜9倍に
- サービスやお買い物を出来る限り楽天に寄せる
- お買い物マラソンやスーパーSALE等のキャンペーンを狙う
- ポイント貧乏(無駄遣い)には注意
- ポイントは実店舗での利用や投資信託の購入にも使える
楽天経済圏はSPUを適用するまでの準備が少し面倒ですが、一度設定してしまえばポイントが自動的に貯まる仕組みの出来上がりです。
どんどん活用して自分なりのお得術を見つけてください。