こんにちは!あくたーです。
皆さんはポイント還元やキャッシュバックキャンペーンでお得な生活を送ることが出来ていますか?
おそらくこの記事を読んでいる方はポイントを稼いでお得に暮らしたいと思う方がほとんどだと思います。
しかし、今日の本題ですが必ずしも「ポイント=お得」ではないんです。それを知らない方が「ポイントをどんどん稼いでお得になろう」と考えるのは危険信号です。
では、ポイントを稼ぐことの一体何がいけないのでしょうか。本日はポイントを稼いでポイント貧乏に陥るカラクリとポイントでお得な生活を送るためのアクションをご紹介します。
ポイント貧乏とは
皆さんは「ポイント貧乏」という言葉を聞いたことがありますか。
恐らく勘の良い方はお気づきかもしれませんが、ポイント貧乏とは「ポイントを貯めることに執着し、不要なものまで購入することで結局はポイントが貯まる以上に損してしまうこと」を言います。
次のシチュエーションを想像してみてください。
例えば、1,000ポイント以上から使えるポイントカードがあったとします。
今持っているポイントは999ポイントで、あなたはレジに並んでいます。
あと100円の商品を買えば1ポイント貯まり、次回から1,000ポイント=1,000円で使えるようになるのです。
このような状況の時、あなたならどうしますか?
...普段はあまり食べないけれど、キシリトールガムならいつか食べるから...
そう思って、100円のガムを手にしてしまった方はお店側の思う壺です。
「それ、本当に今必要なものですか?」
今ポイントやキャッシュバックのために不要なものにまで手を出すことで無駄遣いが増え、ポイント貧乏になってしまう人が後を絶ちません。
そこにはポイント貧乏になるカラクリがあるので、その一例を見ていきましょう。
「期間限定◯%還元」のワナ
最近は「期間限定でキャッシュレス◯%還元」といったキャンペーンをよく耳にしますよね。
消費税が8%から10%に増税されてから、国もキャッシュレス決済に対してキャッシュバックをする施策に注力するようになりました。
還元施策のお陰で多くの人がキャンペーンで得をしたかと思いますが、同時にポイント貧乏に陥った人も少なくはありません。
2019年に2%の消費税増税が行われ、その後、国が主導しキャッシュレス5%還元キャンペーンが始まりました。
このキャンペーンのおかげで、期間限定であるものの、2%の増税に対して5%還元されるので増税前よりも3%お得に買い物が出来ことになったわけです。
ここで多くの人は「キャンペーンの間に3%の恩恵を受けないと損だ」という心理が働き、キャンペーンが終わるまで還元のための消費活動を続けるのです。
そして、いつしかお得になるためではなく還元を受けることが目的となり、気づいたらポイント貧乏になっているなんてことも。
もしくはそういった方はポイント貧乏になっていることすら気づいていないのかもしれません。
これが「期間限定◯%還元」のワナであり、ポイント貧乏に陥るカラクリです。
実は3%の還元だと10,000円の買い物をしても300円しか戻ってこないのです。
頑張って10,000円の買い物をして300円の還元を受けたとしても、300円が貯まる過程で500円の無駄遣いをしてしまっていたら元も子もありませんよね。
小さなことですが、こうしたことの積み重ねで10万円、100万円と大きな金額になればなるほど、損する額は大きくなっていきます。
ポイントでお得な生活を送るための4つの行動
少し不安を煽るような文章になってしまい申し訳ありません。我慢して読んでくださった方、ありがとうございます。
「今までポイント貧乏になっていたかも」と思う方、もう大丈夫です。ポイント貧乏に陥るカラクリを理解した上で、これからその状況に陥らなければいいのです。
「ポイント=損」ではありません。ハッキリ言いますが、日常生活でポイントを上手に貯めることが出来れば、ポイントを貯めないよりも断然お得です。
では、「上手に貯める」というのはどういうことなのか、筆者がポイント貧乏にならないように意識している行動をご紹介します。
その1:カードはむやみやたらに作らない
年会費のかかるクレジットカードやポイントカードを何枚も持っていませんか。使わないカードがあれば解約を検討し、まずは固定費の削減を行なっていきましょう。
また、ポイントカードがあるとポイントを貯めたくなるのが人間の性です。
いろいろなお店のポイントカードがあるとついつい買い物をしたくなり、無駄遣いしてしまうので日頃から使わないポイントカードはいっその事破棄してしまっていいと思います。
筆者は使わないポイントカードを捨てていった結果、今では週に何度か使う地元スーパーのポイントカード1枚しかありません。
その2:カードを作る際はポイントの使い道を意識する
せっかく貯めたポイントも使えなければ貯める意味がありませんよね。ポイントカードを作る際はポイントの使い道を意識しましょう。
また、クレジットカードの場合、景品交換しか出来ないカードではなく、日常生活でも使えるマイルやTポイント、楽天ポイントなどで還元されるものが良いと思います。
そうすることでポイントが貯まっても使い道に困らず、必要な場面で自然と消費される好循環が生まれます。
その3:ポイントが自然に貯まる仕組みを作る
ポイントを貯めるために消費を行うのはあまり得策ではありません。なるべく、必要経費でポイントを貯められるように意識しましょう。
例えば、楽天でんきや楽天モバイルを契約している方は月々の料金を楽天カードで支払うことで毎月勝手にポイントが貯まっていくようになります。
毎月必ず支払わなければならないもので、自然とポイントを貯まるような仕組み作りをしておくだけでポイントを貯めるために消費を行うよりも十分にお得です。
その4:一時的なポイントキャンペーンに流されない
某巨大ネットショッピングは「5のつく日はポイント◯倍」のようなキャンペーンを毎月行なっていますが、ポイントキャンペーンに流されて無駄遣いすることを避けましょう。
そのような日はポイントが10倍15倍となることも珍しくなく、いつもよりも魅力的なポイントが価格の下に並んでいます。
筆者もついつい商品をカートに入れそうになりますが、そこはグッとこらえて本当に必要なものなのか一度冷静になって考えるようにしています。
「毎月◯日!」など定期的に来るキャンペーンであれば、日頃から消費する日用品等をその日にまとめて買うなどして上手に活用しましょう。
まとめ
まとめておさらいしますが、ポイントは貯めるためにあるのではなくお得になるためにあることを忘れてはいけません。
せっかく世の中で還元施策が行われているのですから、自分の意思でお得に暮らせるのが理想です。
ポイント貧乏に陥らないためには下記のアクションを頭の片隅に置いておけば、大方問題はないと思います。
ポイントでお得な生活を送るための4つのアクション
その1: 浪費や固定費削減のためにカードはむやみやたらに作らない。
その2: カードを作るときは、ポイントを必要なものに使えるか意識する。
その3: ポイントを貯めるために消費するのではなく、自然と貯まる仕組みを作る。
その4: 一時的なポイントキャンペーンで無駄遣いをしない。
最後に、お得な暮らしを送るのは多くの人が願っていることだとは思いますが、「お得な暮らし」を追求するあまりに「不幸」になってしまわないように気をつけましょう。
何事においても言えることですが気合いを入れすぎると手段が目的となってしまうことが多々あるので、筆者も「幸せ貧乏」にならないように気をつけたいですね。